フローリングの張り替えは、床の状態や張り替える材質によっても、費用が変わってきます。それでも、大まかな費用相場が知りたいという方が多いのではないでしょうか。
今回は、フローリング張り替えの費用相場について、床材の種類・施工方法・現状の床材との違いから、わかりやすく解説していきます。費用を見る際のポイントも解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
フローリング張り替えの費用相場は?
結論からいうと、フローリング張り替えは、以下の3つの違いによって費用差が発生します。
- 使用する床材の種類
- 施工方法の違い
- 現状の床材と交換する床材との違い
上記とあわせて、張り替えを行う面積が広くなるにつれて、費用が高くなります。
床材の種類
床材の種類には、複合フローリングと無垢フローリングがあります。複合フローリングとは、合板の上に樹脂シートや薄い天然木が貼られた素材です。無垢フローリングは天然木100%でできているため、複合フローリングよりも高価になります。主なメリットやデメリット、費用相場は、以下のとおりです。
複合フローリング | 無垢フローリング | |
メリット |
幅広い価格帯の中から選べる |
調湿機能がある 木の風合いを楽しめる 経年変化が楽しめる |
デメリット | 経年劣化しやすい | 複合フローリングよりも費用が高い お手入れが大変 季節によって伸び縮みしやすい |
費用相場(1畳あたり) |
15,000~35,000円 | 25,000~45,000円 |
施工方法の違い
施工方法の違いには、張り替え工法と上張り工法があります。それぞれの特徴と費用相場は、以下のとおりです。
張り替え工法 | 上張り工法 | |
メリット |
段差がなくきれいに仕上がる |
費用が安くなる |
デメリット | 費用が高くなる 工期が長くなる |
段差ができやすい 下地の補修ができない |
費用相場(1畳あたり) | 30,000~60,000円 | 20,000~50,000円 |
現状の床材と交換する床材との違い
フローリングへの張り替えは、現状の床材によっても、費用が大きく変わってきます。大きくわけると4つあります。
- クッションフロアからフローリングへ
- カーペットからフローリングへ
- 畳からフローリングへ
- フローリングからフローリングへ
クッションフロアやカーペットの場合は、畳やフローリングと比べてはがしや補修がしやすいため、費用を抑えられます。参考までに、6畳あたりの費用相場を表にしてみました。
複合フローリング | 無垢フローリング | |
クッションフロア | 83,000~150,000円 | 88,000~180,000円 |
カーペット | 83,000~150,000円 | 88,000~180,000円 |
畳 | 122,000~225,000円 | 180,000~240,000円 |
フローリング | 120,000~160,000円 | 150,000~200,000円 |
和室から洋室にする場合は、下地から張り替える必要があるため、費用が高くなります。予算をオーバーしないように、施工可能かあらかじめ確認しておきましょう。
フローリング張り替え費用を見る際のポイント
ここまで、フローリング張り替えの費用について見てきました。ここからは、張り替え費用を見る際のポイントについて解説します。
長期的なコストを考える
ひとつ目は、長期的なコストを考えることです。床材の種類と施工方法のメリット・デメリットでもお伝えしたように、普段の生活スタイルに応じて決めるのがいいでしょう。
たとえば、お年寄りやお子様がいらっしゃる場合は、上張り工法を選ぶと、段差による転倒などのトラブルが考えられます。また、忙しくて家を空けることが多い家庭には、メンテナンスが不可欠な無垢フローリングは向きません。
フローリングの張り替えにかかる費用だけで判断してしまうと、長期的に見ると損をするケースもあります。まずは、防音性や手入れのしやすさ、耐久性など、優先する部分を決めてからプロに相談してみましょう。
家族の状況や広さによって選ぶ
フローリングの耐用年数は、10~15年が一般的です。小さいお子様やペットがいる場合では、劣化するスピードも速まる可能性があります。床の傷が目立ったり、歩く際に音が鳴ったりする場合は、交換の目安です。物を落としたり飲み物をこぼしたりした場合は下地の補修が必要な場合もあるため、状況に合わせて素材を選ぶ必要があるでしょう。
基本的には、一部のフローリングを交換するのではなく、フロアを張り替える必要があります。理由としては、交換した場所だけ色が違ったり、隙間が空いたりすることがあるからです。床が傷んだまま放置しておくと、修繕が高額になってしまうこともあるため、定期的な張り替えやメンテナンスがしやすい材質を選ぶのもいいでしょう。
地域密着型の専門店に依頼するのがオススメ
フローリング張り替えの費用を抑えるには、地域密着型の専門店がオススメです。大手リフォーム会社は下請けのリフォーム会社に外注することが多く、マージンが上乗せされていることも珍しくありません。
地元の専門店であれば、営業マンや広告費をかけない分、リーズナブルな価格設定になっています。近くに店舗があれば、困った際にも相談しやすく、長いお付き合いができるというメリットもあるでしょう。
まとめ
フローリングの張り替えは、広さに加えて使用する床材・施工方法・現状の床材が何かによって、費用が変わるというお話をしました。フローリングの張り替えで後悔しないためには、メリットとデメリットを比較して選ぶことが大切です。どの床材や施工方法がいいのかわからない方は、生活スタイルや予算などを相談することで、理想のリフォームに近づくアドバイスがもらえやすくなります。
株式会社ワサイ・コーポレーションは、住まいの張り替えに特化したサービスを提供しています。内装工事から建築士監修のリフォームまで、地域密着型の工事を手掛けてきました。フローリングの張り替えはもちろん、住まいでお困りのことがあれば、遠慮なくご相談ください。